創価学会・顕正会・正信会の本尊

牽強付会
牽強付会(けんきようふかい)という言葉がありますが、この言葉の意味は、道理に合わないものを無理に合わせようとすることで、自分の都合のいいように理屈をこじつけることをいいます。
ただこれは、偏った信仰をする人にも多くみられます。それは、自分の都合に合わせて仏様の教えを解釈したり、自分の考えを無理な理屈をこじつけて、その間違った教えを人に信じ込ませようとする輩(やから）です。
経典を見ると、古くは釈尊が存命の時、自分の欲のために釈尊の教えに従わず、釈尊の弟子を引き連れて自ら新しい教団を作った「ダイバダッタ」という人がいました。その結果ダイバダッタは生きながらにして無間地獄に堕（お）ちたと伝えられています。
本来、私たち信仰させていただく立場の者は、自らの我意（がい）、我見（がけん）を捨てて、その教えを素直にして、純粋な心で信受（しんじゅ）しなければなりません。これはある意味、本宗だけではなく、どの宗教にも通じることです。
近年、暴力沙汰でよく報道されている顕正会という新興宗教がありますが、この団体もご多分にもれず、自我（じが）、自説（じせつ）に固執（こしつ）
して信仰の筋目を違えていますが、これは創価学会も同様です。

顕正会は家業だった
そればかりか顕正会の代表役員は「浅井城衛」とあるように、すでにその教団を平成二十二年九月に父親から譲り受けています。つまり新興宗教にありがちな金儲けの「家業」に成り果てているのです。ちなみに顕正会という新興宗教の名称は、あくまでも【顕正会】です。
よく【冨士大石寺顕正会】などとも詐称（さしよう）していますが、

顕正会の登記記録

【日蓮正宗】
や
【大石寺】
とは全く無関係な団体であることを強く訴えておきます。

道理に合わない本尊
面白いことに、【創価学会】と対立した【顕正会】や【正信会】は、創価学会が模造（もぞう）本尊を作った時、何も批判していません。
もちろん【顕正会】が模造本尊（もぞうほんぞん）を作っても創価学会や正信会は何も言いませんし、それは現在も同様ですが、それは何を意味するのでしょうか。
つまり、それぞれが模造本尊（もぞうほんぞん）を作って会員に配布してるのだから余所（よそ）の教団のことは言えないのです。それはまさに、自らが牽強付会（けんきようふかい）したツケが自分たちに降りかかっているだけのこと。
信仰者にとって最も大切なはずの本尊がこれでは、どんなに崇高（ すうこう）な美辞麗句（びじれいく）を並べ立てても論理が破綻（はたん）するだけでなく、成仏などとても覚束（おぼつか）ないことは火を見るより明らかです。
ましてや顕正会や正信会のほとんどは【家業】（かぎよう）に成り果てているのですから、純粋な会員こそ迷惑を被（こうむ）っているといっても過言ではなく、彼らには憐憫（れんびん）の情（じよう）を覚えます。

日蓮大聖人は仰（おお）せです、

｢文句（もんぐ）の四に云（い）はく(略)疵（きず）を蔵（か）くし徳を揚（あ）げて自ら省（かえりみ）ること能（あた）わざるは
是（こ）れ無慙（むざん）の人なり｣※ ①


｢返す返すも本従（ほんじゆう）たがへ（違）ずして成仏せしめ給ふべし」※ ②

「日蓮を用（もち）ひぬるとも、あ（悪）しく・うや（敬）まはば国（くに）・亡（ほろ）ぶべし」※ ③
と。

※①『御義口伝』1730 頁。※②『曽谷殿御返事』1040頁。※③『種々御振舞御書』1066頁。

正しい師の元で、正しい本尊に向かい、正しく信心修行することが、最も基本なのだということを私たちは常に忘れてはならないのです。

「かわら版」広安寺022-381-7666