改めて、登山参詣の大事を認識しよう。

法華講員八十万人体勢構築につきましては、今、全国的に布教区単位、あるいは地域別単位等の各種指導会を開催（かいさい）して、推進（すいしん）を図（はか）っている最中（さなか）であります。
そうしたなかで海外信徒の活躍を見ますと、特に台湾（たいわん）、韓国（かんこく）におきましては毎年、折伏誓願を達成し、確実に誓願達成へ向かって、力強く前進をしております。
そのほか、東南アジア、ネパール、北米（ほくべい）、南米（なんべい）、アフリカの各国で折伏が盛（さか）んに行われ、教線（きょうせん）を拡大しつつ、一歩一歩、確実に大きく前進をしております。なかでも、海外信徒の総本山への登山者数は、二大法要（にだいほうよう）や支部総登山を除いた添書登山者数（てんしょとざんしゃすう）の推移（すいい）を見ますと、昨年の平成二十九年には、平成二十一年の添書登山（てんしょとざん）された数の二・四倍の人が登山されており、確実に増加しております。
これもひとえに、海外の皆様方の強盛（ごうじょう）なる信心の賜物（たまもの）と心から敬意（けいい）を表すものであります。
この遠くからはるばる登山参詣される姿を見て、我々国内の者は、改めて登山参詣の大事を認識し、一人でも多くの人に登山参詣を勧（すす）めていなかければならないと思います。
大聖人は、

「此（こ）の砌（みぎり）に望（のぞ）まん輩（やから）は無始（むし）の罪障忽（ざいしょうたちまち）ちに消滅し、三業（さんごう）の悪転（あくてん）じて三徳（さんとく）を成（じょう）ぜん」

と仰せであります。
我々はこの御聖訓を心肝（しんかん）に染（そ）め、支部総登山をはじめ登山参詣の功徳（くどく）を説き、改めて登山参詣の大事を認識し、これを推進（すいしん）していくことが肝要（かんよう）であろうと存（ぞん）じます。

（大白法 慶祝記念局委員会の砌）