私どもが留意すべき点が一つありまして、それは何かというと、やはり育成の問題であります。
ただし、この育成と申しますと、とかく考えがちなのは、いわゆる教室型の育成をすぐに考えてしまうと思うのです。 色々な見解がありましょうけれども、私は育成ということに関しまして、最大にして、一番力を発揮する場所は御講ではないかと思います。
この御講にまず参加させるということです。折伏しても、御講にも来ない、その他の会合にも来ない、ではだめです。まず御講参加を一つの糸口として
「御講にはいらっしゃい」「月一回の大聖人様の御報恩の大事な事ですよ」
と、御講に参加する事をよく説いて、そして、これを住職だけが声高に叫ぶのではなくして、いわゆる組織活動ですから、組織を通じて、きちんと御講の参詣を促してゆくということが必要ではないか、近代組織の上においては、やはり組織論ということを考えなければいけない思います。
組織論というのは、
簡単に言うと
「一人でやらないで二人でやる。二人でやらないで三人でやる」
「大勢でやっていこう」
ということが、その原則でありますから、講中幹部とよく打ち合わせして、そして地域ごとに御講担当者を決めるとか、そういった色々な方法があると思います。
御講で当然、住職の御説法もありますが、やはりもう少し幅を広げて、有機的に講中の方々と考えてやっていくべきではないかと思います。
住職が説法して「はい、終わり。解散。」
では、せっかくの月に一遍の大事な御講を有効活動できないと思います。
考えてみますると、一般の御信徒の方がお寺に来られるのは、月に何回かというと、そんなにないのです。皆さん方が見てもそうでしょう。それは強信の方は毎日、来ます。週に一回でも二回でも来ます。それはごく限られた方ではありませんか。
一般の方が来られるとなると、本当に少ないのです。その一つのチャンスが、やはり御講だと思います。この御講を糸口をするためにも、組織としっかりとした打ち合わせをして、有機的に指導をしてゆくことが極めて大事ではないかと思います。
いつも言う通り、二人以上集まれば組織でありますから、講中の組織とよく相談をして、その辺を図ってもらいたいと思います。
■誓願達成しても、御講参詣者数が増えないのは、本当の勝利ではない
さて、全部ではありませんけれども、なかにはこういったこともあるのではないでしょうか。
例えば、今まで皆さん方は、講員数50%増を目掛けて、ずっと折伏をしてきました。
そして、その年の誓願目標も達成をしておりますから当然、それぞれの寺院に御講の数が増えてきている筈です。ところが、データを見ますと、ごく一部ではありますけれど、御講参詣者数が横ばいのところ、あるいは逆に落っこちてしまっているところがあるのです。
これはいったい、どこに原因があるのか、この辺をよく考えていただきたいと思うのです。
折伏はしたけれども、そのあとの育成が足りなければ、それは全く数字だけの成果でありますから、本当の勝利には結びつかないということになっていくのではないかと思います。
(全国正副宗務支院長会議 平成 25 年 4 月 17 日)
ただし、この育成と申しますと、とかく考えがちなのは、いわゆる教室型の育成をすぐに考えてしまうと思うのです。 色々な見解がありましょうけれども、私は育成ということに関しまして、最大にして、一番力を発揮する場所は御講ではないかと思います。
この御講にまず参加させるということです。折伏しても、御講にも来ない、その他の会合にも来ない、ではだめです。まず御講参加を一つの糸口として
「御講にはいらっしゃい」「月一回の大聖人様の御報恩の大事な事ですよ」
と、御講に参加する事をよく説いて、そして、これを住職だけが声高に叫ぶのではなくして、いわゆる組織活動ですから、組織を通じて、きちんと御講の参詣を促してゆくということが必要ではないか、近代組織の上においては、やはり組織論ということを考えなければいけない思います。
組織論というのは、
簡単に言うと
「一人でやらないで二人でやる。二人でやらないで三人でやる」
「大勢でやっていこう」
ということが、その原則でありますから、講中幹部とよく打ち合わせして、そして地域ごとに御講担当者を決めるとか、そういった色々な方法があると思います。
御講で当然、住職の御説法もありますが、やはりもう少し幅を広げて、有機的に講中の方々と考えてやっていくべきではないかと思います。
住職が説法して「はい、終わり。解散。」
では、せっかくの月に一遍の大事な御講を有効活動できないと思います。
考えてみますると、一般の御信徒の方がお寺に来られるのは、月に何回かというと、そんなにないのです。皆さん方が見てもそうでしょう。それは強信の方は毎日、来ます。週に一回でも二回でも来ます。それはごく限られた方ではありませんか。
一般の方が来られるとなると、本当に少ないのです。その一つのチャンスが、やはり御講だと思います。この御講を糸口をするためにも、組織としっかりとした打ち合わせをして、有機的に指導をしてゆくことが極めて大事ではないかと思います。
いつも言う通り、二人以上集まれば組織でありますから、講中の組織とよく相談をして、その辺を図ってもらいたいと思います。
■誓願達成しても、御講参詣者数が増えないのは、本当の勝利ではない
さて、全部ではありませんけれども、なかにはこういったこともあるのではないでしょうか。
例えば、今まで皆さん方は、講員数50%増を目掛けて、ずっと折伏をしてきました。
そして、その年の誓願目標も達成をしておりますから当然、それぞれの寺院に御講の数が増えてきている筈です。ところが、データを見ますと、ごく一部ではありますけれど、御講参詣者数が横ばいのところ、あるいは逆に落っこちてしまっているところがあるのです。
これはいったい、どこに原因があるのか、この辺をよく考えていただきたいと思うのです。
折伏はしたけれども、そのあとの育成が足りなければ、それは全く数字だけの成果でありますから、本当の勝利には結びつかないということになっていくのではないかと思います。
(全国正副宗務支院長会議 平成 25 年 4 月 17 日)