為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬ成りけり

この広布の戦いにおいて、最（もっと）も大事なことは、全（すべ）ての支部が一支部（いちしぶ）も漏（も）れることなく、たとえいかなる困難（こんなん） ・障害（しょうがい）があったとしても、あらゆる障魔（しょうま）を打ち払い、御宝前に誓った折伏善願は必ず達成することであります。有名な上杉鷹山（ようざん）の言葉に、

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬ成りけり」

と言う言葉があります。

「折伏は、折伏をすれば必ず折伏できる」

とは、ある人の言葉でありますが、とにかく、まず折伏の行動を起こすことであります。いくら考えても、座（ざ）していたのでは折伏はできません。

とにかく、立ち上がり、動くことであります。大聖人様は『土篭御書』に、

「法華経を余人（よにん）のよみ候は、ロばかりことばばかりはよめども心はよまず、心はよめども身によまず、色心二法共（しきしんにほうとも）にあそばされたるこそ貴く候へ。」(四八三頁)

と仰せであります。
この御文の通り、真剣に唱題に励み、大御本尊様への絶対の確信と、断固（だんこ）たる決意を持って折伏に打って出れば、必ず折伏は出来ます。

（大白法 一〇一七号 広布唱題会の砌）