そして、人は得意(とくい)の時にも有頂天(うちょうてん)にならず、失意(しつい)の時にも嘆(なげ)かず、一喜一憂(いっきいちゆう)せずに、この八風におかされないことが最も肝要であるとおっしゃっているのであります。そして、この八風(はっぷう)におかされない人を賢人(けんじん)と言い、「必ず天はまぼらせ給(たも)ふ」と仰せあそばされ、つまり日常のわずかなことに一喜一憂(いっきいちゆう)していてはいけないとおっしゃっているのであります。
ですから、私達は普段から、しっかりと信心に励み、世間の 煩(わずら)わしきことに動揺(どうよう)せず、まさに一天広布に焦点を合わせて、決然(けつぜん)として妙法広布に励むことが肝要であり、そのなかで、なお一層の信心に住していかなければならないと知るべきであります。
なお、このあとの御文には、もしこの道理(どうり)に背くようなことがあれば、いかに祈っても諸天は守護(しゅご)しないと仰せられております。
それぞれが正直で純真な信心に励むことが肝要であると、我々はしるべきであります。
※八風ーーー利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)
(第十六回法華講夏期講習会 第一期)
ですから、私達は普段から、しっかりと信心に励み、世間の 煩(わずら)わしきことに動揺(どうよう)せず、まさに一天広布に焦点を合わせて、決然(けつぜん)として妙法広布に励むことが肝要であり、そのなかで、なお一層の信心に住していかなければならないと知るべきであります。
なお、このあとの御文には、もしこの道理(どうり)に背くようなことがあれば、いかに祈っても諸天は守護(しゅご)しないと仰せられております。
それぞれが正直で純真な信心に励むことが肝要であると、我々はしるべきであります。
※八風ーーー利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)
(第十六回法華講夏期講習会 第一期)