動けば必ず智慧が涌く

所詮、折伏は理論ではなく実践であります。折伏は、こうしたら絶対にうまくいくというような秘訣（ひけつ）はないのでありますから、
まず我々は立ち上がって動くことです。
折伏に打って出ることであります。
動けば必ず智慧（ちえ）が涌（わ）きます。
どのような人に対しても、いかなる難敵（なんてき）、強敵（ごうてき）に対しても、どうしたら折伏ができるかを考え、動くことです。たとえ失敗したとしても、必ずそこから学ぶことがあります。
だから、失敗を恐（おそ）れずに折伏に動くことが最も大事なのであります。
動かなければ、智慧も湧いてきません。
例えば朝夕（ちょうせき）の勤行でも、思っただけでは、なんの役にも立ちません。
もちろん、功徳も頂けません。
自分自身が変わることもありません。
動かなければ、何もできないのであります。
折伏とは、折伏をして、初めて折伏と言うのであります。

（大白法 第一〇〇二号 法華講講頭会の砌）