折伏と言うと、何か相手と口角沫(こうかくあわ)を飛ばして、やれ法華経がどうの、あなたは何をやっていると言い合いをすることと思っている人がいるかも知れません。しかし、そういうのが折伏ではないのです。
まず私達が慈悲(じひ)の心を持って、
「このお題目を唱(とな)えてみませんか」
とお話する、その慈悲の心が大事なのです。
そうしませんと、相手はなかなか救えません。
なにしろ、謗法(ほうぼう)がいかに怖(こわ)いかということを、我々がよく知らなければなりません。それと同時に、謗法があったら、私達は責(せ)めなければいけません。黙っていたのではだめなのです。
『曾谷殿御返事』のなかに、
「謗法を責めずして成仏(じょうぶつ)を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし。何に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし。うるし千ばいに蟹(かに)の足一つ入れたらんが如(ごと)し」
とおっしゃっております。聞いたことがあるでしょう。
謗法与同(ほうぼうよどう)を避(さ)けるためには、大事なことです。
ひとことでもいいから
「謗法は恐ろしいですよ」
「あなたも正しい信心をしていきませんか」
と言えれば、与同罪(よどうざい)は受けないのです。
(大白法 三月度 中之坊本堂新築落慶法要の砌)
まず私達が慈悲(じひ)の心を持って、
「このお題目を唱(とな)えてみませんか」
とお話する、その慈悲の心が大事なのです。
そうしませんと、相手はなかなか救えません。
なにしろ、謗法(ほうぼう)がいかに怖(こわ)いかということを、我々がよく知らなければなりません。それと同時に、謗法があったら、私達は責(せ)めなければいけません。黙っていたのではだめなのです。
『曾谷殿御返事』のなかに、
「謗法を責めずして成仏(じょうぶつ)を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし。何に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし。うるし千ばいに蟹(かに)の足一つ入れたらんが如(ごと)し」
とおっしゃっております。聞いたことがあるでしょう。
謗法与同(ほうぼうよどう)を避(さ)けるためには、大事なことです。
ひとことでもいいから
「謗法は恐ろしいですよ」
「あなたも正しい信心をしていきませんか」
と言えれば、与同罪(よどうざい)は受けないのです。
(大白法 三月度 中之坊本堂新築落慶法要の砌)