そこでまた、なぜ正本堂を壊したのだということですけれども、やはり創価学会のあのような誇法の姿が平成二年、三年から出てきて、しかも正本堂の発願主である池田大作は、 平成四年に既に信徒除名されているのです。たしかに日達上人も御苦労あそばされ、正本堂のことに関しては大聖人様への御奉公のお心をもって真剣にあそばされたけれども、今日の状況から見るならば、結局、総本山に正本堂が存在することは広宣流布への大きな妨げとなるということに、一言もって尽きると思います。したがって、このような謗法の姿があるのであり、まして正本堂が『三大秘法抄』『一期弘法抄』の意義を含むと言っても、それは大勢の信徒が本当に御戒壇様を拝する姿があって初めて、そう言えるのであります。しかし現在、その姿は全然なくなっているではないか。最近では、戒壇の大御本尊様にすら疑いや文句を付けているようなことも聞いています。そういうような莫迦な者どもが今日、大勢充満しているような姿があり、しかも「我々が造ったのだ」と言って威張り返っているような意味においては、正本堂はやはり未来の真の正法広布の妨げになると思えるのであります。そこで大客殿に続いて正本堂を解体し、奉安堂を造らせていただいた次第であります。
この奉安堂については、池田大作が正本堂に関して『三大秘法抄』だ「一期弘法抄』だと言って強(し)いて意義付けしたようなことは、私は何も言っていないし、宗門でももちろん言っていません。奉安堂は、ただ戒壇の大御本尊様の安置の殿堂であります。しかし、 今日においてはあれ位の大きさがないと、実際問題として困るのです。今年も例年同様、信徒の夏期講習会が十回にわたって行われましたが、だいたい四千から五千人、多い時だと五千数百人の方が、その日一日で来ておるわけです。そういう面からも、かなり大きい建物でないと、今の法華講の方々の信仰心による参詣行事等の対応の必要性においては不適当な意味もあります。したがって、敢えてそういう大きさの奉安堂をお造りさせていただいたわけであります。
この奉安堂については、池田大作が正本堂に関して『三大秘法抄』だ「一期弘法抄』だと言って強(し)いて意義付けしたようなことは、私は何も言っていないし、宗門でももちろん言っていません。奉安堂は、ただ戒壇の大御本尊様の安置の殿堂であります。しかし、 今日においてはあれ位の大きさがないと、実際問題として困るのです。今年も例年同様、信徒の夏期講習会が十回にわたって行われましたが、だいたい四千から五千人、多い時だと五千数百人の方が、その日一日で来ておるわけです。そういう面からも、かなり大きい建物でないと、今の法華講の方々の信仰心による参詣行事等の対応の必要性においては不適当な意味もあります。したがって、敢えてそういう大きさの奉安堂をお造りさせていただいたわけであります。