本門寺の戒壇大御本尊在(ましま)す総本山大石寺へ
罪障消滅と所願成就を御祈念
総本山大石寺は、御本仏日蓮大聖人の出世(しゅっせ)の本懐であり一切衆生の成仏の根源である本門戒壇の大御本尊が厳護され、日蓮大聖人以来の唯授一人(ゆいじゅいちにん)の血脈を御所持あそばれる御法主上人猊下がおわします、一閻浮提(いちえんぶだい)第一の霊場です。
日蓮正宗では、総本山大石寺に参詣することを「登山」と言います。
総本山へ登山して、御法主上人猊下の大導師のもと、本門戒壇の大御本尊様を直々(じきじき)に内拝(ないはい)させていただきます。
この大御本尊様のご内拝のときに御厨子(ずし)が開かれることから、「御開扉」(ごかいひ)とも言います。
御開扉では、正法興隆による人類の恒久(こうきゅう)平和・広宣流布を祈り、さらに私たちの謗法(ほうぼう)罪障の消滅と現当(げんとう)二世に亘(わた)る大願成就を御祈念します。言わば登山して御開扉に臨(のぞ)むことは、私たちが真の霊山(りょうぜん)浄土に詣(もう)でて、生身(しょうしん)の御本仏にお目通り申し上げることに当たるのです。
登山は観光や旅行ではなく、仏道修行です。
その心がけは、かつて、大聖人様の御在世当時に、老齢の阿仏房(あぶつぼう)が大聖人様をお慕(した)いして佐渡からはるばる身延まで参詣したように、また、その信心を継(つ)いだ子の藤九郎守綱(とうくろうもりつな)が父・阿仏房の遺骨を法華経の道場へ収めようと身延へ登山したように、仏様を渇仰恋慕(かつごうれんぼ)する求道(ぐどう)の一念をもって登山することが大切です。
また、登山は、
「申し込んでから、帰宅して自宅の御本尊様にご挨拶するまでが登山である」
との信心の上から、油断のない心構えで臨みましょう。
新入信者と共に登山参詣しましょう
皆さんは登山についての指導を受けたときに、大聖人様の、
「須弥山(しゅみせん)に近づく鳥は金色となるなり」(御書 一〇五四㌻)
「毎年度々(たびたび)の御参詣には、無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか。弥(いよいよ)はげむべし、はげむべし」
(同 一五〇二㌻)
「此の砌(みぎり)に望(のぞ)まん輩(やから)は無始の罪障忽(たちま)ちに消滅し、三業の悪転じて三徳を成ぜん。(中略)参詣遥(はる)かに中絶せり。急ぎ急ぎに来臨(らいりん)を企つべし。
是にて待ち入って候べし」(同 一五六九㌻)
との御指南を教えていただいたことがあるのではないでしょうか。
登山には、無始以来の罪障すらたちまちに消滅するほどの大功徳があるのです。また、「是にて持ち入って候」との仰せから、登山参詣は大聖人様が御自ら御教えくださった行であることが判ります。
かつて、前御法主日顕上人猊下は、
「総本山の霊城において、尊い大御本尊様のおわします功徳を身をもって受けるということが、非常に信心の上からも行の上からも大事なんだとお考えいただきたいのです。(中略)
結論としては、皆さん方が、昨日からお山へ来られ、一泊して、体でもって一晩お泊りになった、この功徳は大きいということを申し上げているのです。」
(大白法 四三七号)
と御指南あそばされました。
そして御法主日如上人猊下は、
「色々な育成の方途は考えられるのですけれども、最も基本的なところからいって、折伏した人をできるだけ早く総本山に登山せしめるということが大事ではないかと思うのです。
これは、初登山した方々がお山の佇(たたず)まいを見て、そして戒壇の大御本尊様にお目通りして、本当に命を震わして、感動して帰っていくわけです。
その感動を、体験を、できるだけ早く積ませるということが非常に大事だと思うのです」(大日蓮 七六八号)
と、登山が育成の基本であることを御指南くださっています。
この意義と、行であるからには魔も競(きそ)うことを伝えて、事前に登山指導会を行いましょう。
登山の服装
・二大法要 遠忌法要等の代表登山
男性は略礼服またはダーク系のスーツに、ネクタイを着用します。
七月、八月は上着の着用な任意とし、長袖もしくは半袖のワイシャツにネクタイを着用します。
ネクタイの色は、二大法要は白。遠忌法要は黒、グレー、紺とします。
女性は、男性に準じた法要にふさわしい服装。ノースリーブの場合は上着を着用します。
それ以外の登山
登山の服装は、清潔で身なりの整った服装を基本とします。
かつて、法華講の大先輩方は、紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)の正装をもって、登山の心得としていました。
現在、夏場は、熱中症対策等のため、正装にこだわらずに涼しい服装で登山することが勧められていますが、くだけていたり、だらしない恰好(例として、Tシャツ、肌の露出の多いもの、サンダルなど)
はふさわしくありません。
登山の種類によって時間帯や行事が違うため、服装や持ち物、注意点が異なります。参加する登山の指導会や説明会などで、御住職・御主管をはじめ支部の担当者より説明を受けて下さい。
(※本修寺支部は各地区の地区長・班長・地区の登山責任者に聞いてください。)
(大白法 第九九一号 平成三十年十月十六日)
罪障消滅と所願成就を御祈念
総本山大石寺は、御本仏日蓮大聖人の出世(しゅっせ)の本懐であり一切衆生の成仏の根源である本門戒壇の大御本尊が厳護され、日蓮大聖人以来の唯授一人(ゆいじゅいちにん)の血脈を御所持あそばれる御法主上人猊下がおわします、一閻浮提(いちえんぶだい)第一の霊場です。
日蓮正宗では、総本山大石寺に参詣することを「登山」と言います。
総本山へ登山して、御法主上人猊下の大導師のもと、本門戒壇の大御本尊様を直々(じきじき)に内拝(ないはい)させていただきます。
この大御本尊様のご内拝のときに御厨子(ずし)が開かれることから、「御開扉」(ごかいひ)とも言います。
御開扉では、正法興隆による人類の恒久(こうきゅう)平和・広宣流布を祈り、さらに私たちの謗法(ほうぼう)罪障の消滅と現当(げんとう)二世に亘(わた)る大願成就を御祈念します。言わば登山して御開扉に臨(のぞ)むことは、私たちが真の霊山(りょうぜん)浄土に詣(もう)でて、生身(しょうしん)の御本仏にお目通り申し上げることに当たるのです。
登山は観光や旅行ではなく、仏道修行です。
その心がけは、かつて、大聖人様の御在世当時に、老齢の阿仏房(あぶつぼう)が大聖人様をお慕(した)いして佐渡からはるばる身延まで参詣したように、また、その信心を継(つ)いだ子の藤九郎守綱(とうくろうもりつな)が父・阿仏房の遺骨を法華経の道場へ収めようと身延へ登山したように、仏様を渇仰恋慕(かつごうれんぼ)する求道(ぐどう)の一念をもって登山することが大切です。
また、登山は、
「申し込んでから、帰宅して自宅の御本尊様にご挨拶するまでが登山である」
との信心の上から、油断のない心構えで臨みましょう。
新入信者と共に登山参詣しましょう
皆さんは登山についての指導を受けたときに、大聖人様の、
「須弥山(しゅみせん)に近づく鳥は金色となるなり」(御書 一〇五四㌻)
「毎年度々(たびたび)の御参詣には、無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか。弥(いよいよ)はげむべし、はげむべし」
(同 一五〇二㌻)
「此の砌(みぎり)に望(のぞ)まん輩(やから)は無始の罪障忽(たちま)ちに消滅し、三業の悪転じて三徳を成ぜん。(中略)参詣遥(はる)かに中絶せり。急ぎ急ぎに来臨(らいりん)を企つべし。
是にて待ち入って候べし」(同 一五六九㌻)
との御指南を教えていただいたことがあるのではないでしょうか。
登山には、無始以来の罪障すらたちまちに消滅するほどの大功徳があるのです。また、「是にて持ち入って候」との仰せから、登山参詣は大聖人様が御自ら御教えくださった行であることが判ります。
かつて、前御法主日顕上人猊下は、
「総本山の霊城において、尊い大御本尊様のおわします功徳を身をもって受けるということが、非常に信心の上からも行の上からも大事なんだとお考えいただきたいのです。(中略)
結論としては、皆さん方が、昨日からお山へ来られ、一泊して、体でもって一晩お泊りになった、この功徳は大きいということを申し上げているのです。」
(大白法 四三七号)
と御指南あそばされました。
そして御法主日如上人猊下は、
「色々な育成の方途は考えられるのですけれども、最も基本的なところからいって、折伏した人をできるだけ早く総本山に登山せしめるということが大事ではないかと思うのです。
これは、初登山した方々がお山の佇(たたず)まいを見て、そして戒壇の大御本尊様にお目通りして、本当に命を震わして、感動して帰っていくわけです。
その感動を、体験を、できるだけ早く積ませるということが非常に大事だと思うのです」(大日蓮 七六八号)
と、登山が育成の基本であることを御指南くださっています。
この意義と、行であるからには魔も競(きそ)うことを伝えて、事前に登山指導会を行いましょう。
登山の服装
・二大法要 遠忌法要等の代表登山
男性は略礼服またはダーク系のスーツに、ネクタイを着用します。
七月、八月は上着の着用な任意とし、長袖もしくは半袖のワイシャツにネクタイを着用します。
ネクタイの色は、二大法要は白。遠忌法要は黒、グレー、紺とします。
女性は、男性に準じた法要にふさわしい服装。ノースリーブの場合は上着を着用します。
それ以外の登山
登山の服装は、清潔で身なりの整った服装を基本とします。
かつて、法華講の大先輩方は、紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)の正装をもって、登山の心得としていました。
現在、夏場は、熱中症対策等のため、正装にこだわらずに涼しい服装で登山することが勧められていますが、くだけていたり、だらしない恰好(例として、Tシャツ、肌の露出の多いもの、サンダルなど)
はふさわしくありません。
登山の種類によって時間帯や行事が違うため、服装や持ち物、注意点が異なります。参加する登山の指導会や説明会などで、御住職・御主管をはじめ支部の担当者より説明を受けて下さい。
(※本修寺支部は各地区の地区長・班長・地区の登山責任者に聞いてください。)
(大白法 第九九一号 平成三十年十月十六日)