少しずつ暖かな日が多くなり、春の近づきを感じるようになりました。まもなく、桜の蕾(つぼみ)がほころび始める季節を迎えます。春は、私たちの生活においては別れや出会いの季節とも言われます。特に学校では卒業式や入学式、新学期を迎えてのクラス替えなどが行われます。皆さんは新しい教科書やノートを目の前にワクワクしながら「よし、これから1年間またがんばろう!」と決意を新たにスタートをすることでしょう。
この一年間を楽しく充実(じゅうじつ)させるためには、どのようなことを心がけていけばよいのでしょうか。
かつて御隠尊日顕上人猊下(ごいんそんにっけんしようにんげいか)は、
「御本尊様を信じ、しっかりお題目を唱えつつ、自分自身の生活の在(あ)り方をお題目中心、信心中心にすることが大切であります」(大白法675号)
と御指南(ごしなん)あそばされました。つまり毎日の生活を、信心を中心として規則(きそく)正しく送ることが大切なのです。
仏様と共(とも)に毎日の生活を送る
大聖人様は、「朝々(ちょうちょう)仏と共に起き、夕々(せきせき)仏と共に臥(ふ)す」(御書一七四九㌻)
と。つまり朝は仏様と共に起きて、夕は仏様と共に寝ることが大事であるとおっしやっています。
では、実際に仏様と寝起きを共にさせていただくというのは、どういうことなのでしょうか。その答えが、実は仏様と共に一日の生活を送るということであり、つまり信心を中心とした生活をするということなのです。そして、その中で大切なのが、私たちの修行(しゅぎょう)の基本である朝夕(ちょうせき)の勤行を毎日きちんと欠(か)かさずさせていただくということです。
皆さんは、毎日欠かさず勤行をしていますか。朝夕の勤行は、信心修行の根本となるものです。ですから、自分が思いついたときだけ、気が向(む)いたときだけ勤行をするということでは、大聖人様の御指南である、仏様と共に日々の生活を送るということにはならないのです。
私たちは、平和で安心して生活できる成仏という境界(きょうがい)・環境を築くために信心をしています。それを現実のものとするためには、日々の努力が必要です。ですから、まずは基本の修行である勤行を、毎日欠かさず実践することが大切なのです。
勤行は時間を定めて実践
また、勤行を実践していく上で大切なことは、時間を定(さだ)めて行うということです。総本山大石寺においては、御法主上人猊下がお勤(つとめ)めあそばされている丑寅勤行(うしとらごんぎょう)をはじめ、所化・小僧さん方の朝夕の勤行に至るまで、必ず時間が定まっています。皆さんもこれに習って、ぜひ勤行の時間を定めて行い、日々の生活習慣(しゅうかん)になるようにしてください。
特に、朝は定めた時間から勤行ができるように、起きる時間もしっかりと決めましょう。くれぐれも朝寝坊をしてはなりません。それによって、夜も早く寝るような習慣が調(ととの)ってくるのです。最近は、夜更(よふ)かしをしているお友達が増えているようですが、それは皆さんの心と体の成長に、少なからず悪い影響がありますから気をつけましょう。
このように、早寝早起きを心がけ、時間を定めて勤行を実践することができれば、自然と規則正しい生活ができるようになります。
勤行・唱題で一日をスタートしよう
皆さんは、昨年の少年部大会に掲げられたスローガンを覚えていますか。その一つに、「朝早く起きてお題目をいっぱい唱えよう」とありましたね。これについて御隠尊日顕上人猊下は、「スローガンにも『朝早く起きてお題目をいっぱい唱えよう』とありますが、朝は30分早く起きればよいのです。そして一生懸命にお題目を唱えていく、そこにあなた方のその日の一日の根本的な幸せな姿を建設(けんせつ)していく形が現れてくると思います」(大白法六七五号)と御指南くださいました。
皆さんも、朝早く起きて勤行・唱題を元気いっぱい大きな声で行って、気持ちよく一日をスタートし、充実(じゅうじつ)した毎日を送ってまいりましょう。
(大白法 平成18年3月16日号 信心のしおり)
この一年間を楽しく充実(じゅうじつ)させるためには、どのようなことを心がけていけばよいのでしょうか。
かつて御隠尊日顕上人猊下(ごいんそんにっけんしようにんげいか)は、
「御本尊様を信じ、しっかりお題目を唱えつつ、自分自身の生活の在(あ)り方をお題目中心、信心中心にすることが大切であります」(大白法675号)
と御指南(ごしなん)あそばされました。つまり毎日の生活を、信心を中心として規則(きそく)正しく送ることが大切なのです。
仏様と共(とも)に毎日の生活を送る
大聖人様は、「朝々(ちょうちょう)仏と共に起き、夕々(せきせき)仏と共に臥(ふ)す」(御書一七四九㌻)
と。つまり朝は仏様と共に起きて、夕は仏様と共に寝ることが大事であるとおっしやっています。
では、実際に仏様と寝起きを共にさせていただくというのは、どういうことなのでしょうか。その答えが、実は仏様と共に一日の生活を送るということであり、つまり信心を中心とした生活をするということなのです。そして、その中で大切なのが、私たちの修行(しゅぎょう)の基本である朝夕(ちょうせき)の勤行を毎日きちんと欠(か)かさずさせていただくということです。
皆さんは、毎日欠かさず勤行をしていますか。朝夕の勤行は、信心修行の根本となるものです。ですから、自分が思いついたときだけ、気が向(む)いたときだけ勤行をするということでは、大聖人様の御指南である、仏様と共に日々の生活を送るということにはならないのです。
私たちは、平和で安心して生活できる成仏という境界(きょうがい)・環境を築くために信心をしています。それを現実のものとするためには、日々の努力が必要です。ですから、まずは基本の修行である勤行を、毎日欠かさず実践することが大切なのです。
勤行は時間を定めて実践
また、勤行を実践していく上で大切なことは、時間を定(さだ)めて行うということです。総本山大石寺においては、御法主上人猊下がお勤(つとめ)めあそばされている丑寅勤行(うしとらごんぎょう)をはじめ、所化・小僧さん方の朝夕の勤行に至るまで、必ず時間が定まっています。皆さんもこれに習って、ぜひ勤行の時間を定めて行い、日々の生活習慣(しゅうかん)になるようにしてください。
特に、朝は定めた時間から勤行ができるように、起きる時間もしっかりと決めましょう。くれぐれも朝寝坊をしてはなりません。それによって、夜も早く寝るような習慣が調(ととの)ってくるのです。最近は、夜更(よふ)かしをしているお友達が増えているようですが、それは皆さんの心と体の成長に、少なからず悪い影響がありますから気をつけましょう。
このように、早寝早起きを心がけ、時間を定めて勤行を実践することができれば、自然と規則正しい生活ができるようになります。
勤行・唱題で一日をスタートしよう
皆さんは、昨年の少年部大会に掲げられたスローガンを覚えていますか。その一つに、「朝早く起きてお題目をいっぱい唱えよう」とありましたね。これについて御隠尊日顕上人猊下は、「スローガンにも『朝早く起きてお題目をいっぱい唱えよう』とありますが、朝は30分早く起きればよいのです。そして一生懸命にお題目を唱えていく、そこにあなた方のその日の一日の根本的な幸せな姿を建設(けんせつ)していく形が現れてくると思います」(大白法六七五号)と御指南くださいました。
皆さんも、朝早く起きて勤行・唱題を元気いっぱい大きな声で行って、気持ちよく一日をスタートし、充実(じゅうじつ)した毎日を送ってまいりましょう。
(大白法 平成18年3月16日号 信心のしおり)