唱題のすすめ
唱題とは
唱題とは、日蓮大聖人が顕(あら)わされた本門戒壇の本尊を信じて、南無妙法蓮華経の題目を唱えることです。
日蓮正宗の勤行では法華経の方便品(ほうべんぽん)第二と如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)第十六を読誦(どくじゅ)します。
総本山第二十六世日寛上人は、
「当門所修(しょしゅう)の二行の中に、初めに助行(じょぎょう)とは、方便寿量の両品を読誦し、正行甚深の(じんじん)の功徳(くどく)
を助顕す」
(当流行事抄・六巻抄一六一)
と仰せられています。つまり、洗濯をする時に洗剤を用いたり、食事の時に調味料を使うように、方便品・寿量品の経文を読誦することは唱題の功徳を
助け顕すための助行であり、唱題こそ本宗の正行(しょうぎょう)となるのです。
唱題の意義と功徳
唱題の意義と功徳について、代表的な事柄をいくつか挙げてみましょう。
①即身成仏
大聖人が唱題の功徳について、
「今日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱え奉りて即身成仏す」(御義口伝・御書一七五七)
と仰せのように、私達が正境(正しい信仰の対象)である御本尊を信じて唱題する時、私達に具(そな)わる仏性(ぶっしょう)が顕れて御本尊と境智冥合(きょうちみょうごう)して一体となり、その身そのままの姿で成仏することができるのです。
この即身成仏について、御法主日如上人猊下は、
「妙法と唱えていくことによって、我々の煩悩(ぼんのう)がそのまま菩提(ぼだい)に変わる。煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)、生死即涅槃(しょうじそくねはん)、そういう境界に立つことができるのです。こうなってきますと、それこそ人生を泰然(たいぜん)としたものにできる」
(功徳要文 二〇)
と御指南されています。私達が真剣に唱題することにより、自らの煩悩(迷い)を菩提(さとり)への転じて成仏の境界を開くことができ、また、この唱題を弛(たゆ)まず継続していくことによって、あらゆる困難を乗り越える強い心と智慧が具わり、何ものにも粉動(ふんどう)されない、幸福な人生を歩むことができるのです。
②四力成就(しりきじょうじゅ)・罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)
四力とは「妙法の四力」とも言い、末法の衆生が成仏するために必要な仏力・法力・信力・行力という四つの力のことです。
仏力・・・御本仏大聖人が衆生を救済してくださる力用(りきゆう)
法力・・・御本尊の広大深遠(こうだいじんのん)なお力
信力・・・私達が「この御本尊を信仰するほかに仏に成る道はない」と信じる力
行力・・・真剣に勤行・唱題に励む力
真剣な唱題によって、私達凡夫の信力・行力が、御本尊に具わる仏力・法力と合致し、四力を成就して大功徳を得ることができるのです。
また、大聖人は、
「只南無妙法蓮華経とだにも唱へ奉らば滅せぬ罪や有るべき、来たらぬ福(さいわい)や有るべき。真実なり甚深なり、是を信受すべし」
( 聖愚問答抄・御書四〇六)
と仰せられ、唱題によって、過去世からの悪業(あくごう)による罪障をことごとく消滅し、必ず幸福になることができると御教示されています。
③唱題の功徳が周りにも
前御法主日顕上人猊下は、
「コップの中に水を一杯に入れ、さらにそこへ水を注げば必ず外へあふれます。そのように、皆様方の命、生活のなかに、妙法唱題の功徳が真に入りきったならば、必ず他に向かってこの妙法の功徳を『五十展転(てんでん)随喜の功徳」として示していくところの姿が顕れると思うのであります」
(大日蓮・平成九年五月号)
と仰せられ、私達が唱題の功徳に満ちあふれた時、自然と他の人にその功徳を伝える折伏につながっていくと御指南されています。
このほかにも、唱題には広大無辺な功徳と意義が具わります。真剣な唱題を継続する人には、諸天善神(しょてんぜんじん)が守護の力用を示し、また、善縁にも恵まれ、日々、御本尊に守られて感謝に満ちた人生を送ることができるようになるのです。
日顕上人が、
「一切を開く鍵は唱題行にある」(同 平成一一年一月号)
と御指南されたように、人生のすべてを切り開いていく鍵は、、まさしく唱題にあるのです。私達は、いかなる困難に遭(あ)おうとも
唱題の功徳をもって道を切り開いてまいりましょう。
唱題とは、日蓮大聖人が顕(あら)わされた本門戒壇の本尊を信じて、南無妙法蓮華経の題目を唱えることです。
日蓮正宗の勤行では法華経の方便品(ほうべんぽん)第二と如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)第十六を読誦(どくじゅ)します。
総本山第二十六世日寛上人は、
「当門所修(しょしゅう)の二行の中に、初めに助行(じょぎょう)とは、方便寿量の両品を読誦し、正行甚深の(じんじん)の功徳(くどく)
を助顕す」
(当流行事抄・六巻抄一六一)
と仰せられています。つまり、洗濯をする時に洗剤を用いたり、食事の時に調味料を使うように、方便品・寿量品の経文を読誦することは唱題の功徳を
助け顕すための助行であり、唱題こそ本宗の正行(しょうぎょう)となるのです。
唱題の意義と功徳
唱題の意義と功徳について、代表的な事柄をいくつか挙げてみましょう。
①即身成仏
大聖人が唱題の功徳について、
「今日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱え奉りて即身成仏す」(御義口伝・御書一七五七)
と仰せのように、私達が正境(正しい信仰の対象)である御本尊を信じて唱題する時、私達に具(そな)わる仏性(ぶっしょう)が顕れて御本尊と境智冥合(きょうちみょうごう)して一体となり、その身そのままの姿で成仏することができるのです。
この即身成仏について、御法主日如上人猊下は、
「妙法と唱えていくことによって、我々の煩悩(ぼんのう)がそのまま菩提(ぼだい)に変わる。煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)、生死即涅槃(しょうじそくねはん)、そういう境界に立つことができるのです。こうなってきますと、それこそ人生を泰然(たいぜん)としたものにできる」
(功徳要文 二〇)
と御指南されています。私達が真剣に唱題することにより、自らの煩悩(迷い)を菩提(さとり)への転じて成仏の境界を開くことができ、また、この唱題を弛(たゆ)まず継続していくことによって、あらゆる困難を乗り越える強い心と智慧が具わり、何ものにも粉動(ふんどう)されない、幸福な人生を歩むことができるのです。
②四力成就(しりきじょうじゅ)・罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)
四力とは「妙法の四力」とも言い、末法の衆生が成仏するために必要な仏力・法力・信力・行力という四つの力のことです。
仏力・・・御本仏大聖人が衆生を救済してくださる力用(りきゆう)
法力・・・御本尊の広大深遠(こうだいじんのん)なお力
信力・・・私達が「この御本尊を信仰するほかに仏に成る道はない」と信じる力
行力・・・真剣に勤行・唱題に励む力
真剣な唱題によって、私達凡夫の信力・行力が、御本尊に具わる仏力・法力と合致し、四力を成就して大功徳を得ることができるのです。
また、大聖人は、
「只南無妙法蓮華経とだにも唱へ奉らば滅せぬ罪や有るべき、来たらぬ福(さいわい)や有るべき。真実なり甚深なり、是を信受すべし」
( 聖愚問答抄・御書四〇六)
と仰せられ、唱題によって、過去世からの悪業(あくごう)による罪障をことごとく消滅し、必ず幸福になることができると御教示されています。
③唱題の功徳が周りにも
前御法主日顕上人猊下は、
「コップの中に水を一杯に入れ、さらにそこへ水を注げば必ず外へあふれます。そのように、皆様方の命、生活のなかに、妙法唱題の功徳が真に入りきったならば、必ず他に向かってこの妙法の功徳を『五十展転(てんでん)随喜の功徳」として示していくところの姿が顕れると思うのであります」
(大日蓮・平成九年五月号)
と仰せられ、私達が唱題の功徳に満ちあふれた時、自然と他の人にその功徳を伝える折伏につながっていくと御指南されています。
このほかにも、唱題には広大無辺な功徳と意義が具わります。真剣な唱題を継続する人には、諸天善神(しょてんぜんじん)が守護の力用を示し、また、善縁にも恵まれ、日々、御本尊に守られて感謝に満ちた人生を送ることができるようになるのです。
日顕上人が、
「一切を開く鍵は唱題行にある」(同 平成一一年一月号)
と御指南されたように、人生のすべてを切り開いていく鍵は、、まさしく唱題にあるのです。私達は、いかなる困難に遭(あ)おうとも
唱題の功徳をもって道を切り開いてまいりましょう。
唱題の姿勢と心構え
唱題の姿勢と心構えについて、第五十九世日亨上人は、
一、唱題中は、心を落ち着かせ、雑念(ざつねん)を起こさずに唱えること。
一、お題目は、はっきりと唱え、早口にならないように心掛けること。
一、唱題の声は、大きすぎず小さすぎず、中音で唱えること。
一、唱題中の姿勢は、背筋を伸ばし胸の位置で合掌する。目は御本尊をしっかり拝すること。
一、唱える回数に決まりはないが、心身が歓喜(かんき)で踊躍するまで唱えたい。
一、御本尊と自身が境智冥合するまで励むこと。
と具体的に御指南くださっています。
私達の行体が、この御指南のように正しい姿となっているか、常に振り返って見直すことが大切です。
ここで仰せのように、唱題の数に決まりはありませんが、数多く、心ゆくまで唱えることが大切です。御本尊と境智冥合して一体となり、
心身が歓喜で満ちあふれるほど唱えていきましょう。
進んで唱題会に参加しよう
大聖人が『三大秘法稟承事(ぼんじょうのこと)』に、
「末法に入って今(いま)日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘(わた)りて南無妙法蓮華経なり」
(御書一五九四)
と仰せのように、大聖人が唱え出(い)だされた題目は、自らの修行として自行の功徳だけでなく、他の人々を折伏教化して成仏に導く化他の功徳をも具えています。
総本山をはじめ全国の寺院では、毎月第一日曜日に広布唱題会が行われています。
この唱題会は、御本仏日蓮大聖人の大願である広宣流布と、折伏の誓願達成を祈念するものです。
自宅で唱題をすることも大切ですが、寺院において御住職や法華講の仲間と唱題することも大事です。
唱題会の時間は寺院にお尋ねください。
(※本修寺支部は、各地区・各部の唱題会は予定表をご覧ください)
私達は毎月の広布唱題会に参加し、御本尊への確信と慈悲の気持ちを持って、御住職をはじめ法華講の仲間と共に広宣流布を真剣に祈念し、大いに信行に励んでいきましょう。
チェックリスト
□広布唱題会には、家族そろって参加しましょう。
□寺院の唱題会に参加しましょう
□姿勢・服装と正して唱題に励みましょう。
□唱題の前には、助行である方便品・寿量品(自我偈)を読誦しましょう。
□時間帯・場所を考慮して唱題に励みましょう。
(平成三十年妙教三月号)
唱題の姿勢と心構えについて、第五十九世日亨上人は、
一、唱題中は、心を落ち着かせ、雑念(ざつねん)を起こさずに唱えること。
一、お題目は、はっきりと唱え、早口にならないように心掛けること。
一、唱題の声は、大きすぎず小さすぎず、中音で唱えること。
一、唱題中の姿勢は、背筋を伸ばし胸の位置で合掌する。目は御本尊をしっかり拝すること。
一、唱える回数に決まりはないが、心身が歓喜(かんき)で踊躍するまで唱えたい。
一、御本尊と自身が境智冥合するまで励むこと。
と具体的に御指南くださっています。
私達の行体が、この御指南のように正しい姿となっているか、常に振り返って見直すことが大切です。
ここで仰せのように、唱題の数に決まりはありませんが、数多く、心ゆくまで唱えることが大切です。御本尊と境智冥合して一体となり、
心身が歓喜で満ちあふれるほど唱えていきましょう。
進んで唱題会に参加しよう
大聖人が『三大秘法稟承事(ぼんじょうのこと)』に、
「末法に入って今(いま)日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘(わた)りて南無妙法蓮華経なり」
(御書一五九四)
と仰せのように、大聖人が唱え出(い)だされた題目は、自らの修行として自行の功徳だけでなく、他の人々を折伏教化して成仏に導く化他の功徳をも具えています。
総本山をはじめ全国の寺院では、毎月第一日曜日に広布唱題会が行われています。
この唱題会は、御本仏日蓮大聖人の大願である広宣流布と、折伏の誓願達成を祈念するものです。
自宅で唱題をすることも大切ですが、寺院において御住職や法華講の仲間と唱題することも大事です。
唱題会の時間は寺院にお尋ねください。
(※本修寺支部は、各地区・各部の唱題会は予定表をご覧ください)
私達は毎月の広布唱題会に参加し、御本尊への確信と慈悲の気持ちを持って、御住職をはじめ法華講の仲間と共に広宣流布を真剣に祈念し、大いに信行に励んでいきましょう。
チェックリスト
□広布唱題会には、家族そろって参加しましょう。
□寺院の唱題会に参加しましょう
□姿勢・服装と正して唱題に励みましょう。
□唱題の前には、助行である方便品・寿量品(自我偈)を読誦しましょう。
□時間帯・場所を考慮して唱題に励みましょう。
(平成三十年妙教三月号)