自宅に御本尊様をお迎えしましょう。
御本尊下付
御本尊下付とは、寺院より御本尊様をお貸し下げ頂くことを言います。
私達は、総本山大石寺に厳護されている「本門戒壇の大御本尊」を信仰の根源として、信心に励んでいます。
そして、勤行・唱題をはじめとする日々の信心修行のため、私達の家庭に、大御本尊のお写しである御本尊を下付していただきます。
第二十六世日寛上人は、御本尊を拝し、勤行や唱題をする功徳について、
「この御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えるならば、祈りとしてかなわないことはなく、消滅することのできない罪はなく、招くこと
のできない幸せはなく、顕すことのできない理はないのである」(御書文段 一八九取意)
と仰せられ、御本尊を信受する功徳は計り知れないと御指南されています。
日蓮正宗に入信したならば、一日でも早く御本尊を自宅にお迎えできるようにしましょう。
御本尊を下付していただくまで
自宅に御本尊を御安置するに当たっては、次のように準備を進めましょう。
①寺院への相談
御本尊を自宅に安置するということは、自宅に日蓮大聖人の当体、仏様がお住まいになることを意味します。
けっして失礼があってはなりません。日々の勤行や唱題はもとより、仏壇の掃除や樒(しきみ)の水替えなども大切な修行です。
『大聖人がお住まいである』との自覚を持ち、怠(おこた)ることなくお給仕することが大切です。
まずは、紹介者を通して御住職に御本尊を自宅に安置したい旨を相談し、下付していただく日や入仏式の日を決めましょう。
②自宅を清らかに
入仏式後の自宅は、大聖人のお住まいになりますから、御安置する部屋をきれいに清掃し、整理整頓することが大切です。
注意すべき点は、神社の守り札や神札などの謗法物が自宅に残っていないか、もう一度、確認することです。
私達は御本尊を安置し、勤行・唱題することによって幸福な人生を送ることができます。しかし、不幸の根源である謗法物が
あると、正しく功徳をいただくことができません。
処分の方法は所属する寺院にお尋ねください。
③仏具を準備
御本尊を自宅に御安置するには、仏壇を購入する必要があります。御安置する場所は、家のなかで中心となる部屋を選びます。
仏壇は北を背にして、南に向けて置くのが原則ですが、間取り等の事情によってできない場合はその限りではありません。
座った時に、御本尊を目の高さよりやや上方に拝するように御安置します。
仏壇以外にも、燭台(しょくだい)、華立て、香炉、水器、鈴、鈴棒等を準備しましょう。
御本尊下付は、寺院にて執り行われます。必要種類に記入し、読経・唱題ののちに御住職より御本尊をお受けします。
御本尊は、経本もしくは袱紗(ふくさ)を開いた上にお受けしましょう。
御下付いただいた御本尊は失礼がないよう、丁重に自宅までお供しましょう。
御本尊下付とは、寺院より御本尊様をお貸し下げ頂くことを言います。
私達は、総本山大石寺に厳護されている「本門戒壇の大御本尊」を信仰の根源として、信心に励んでいます。
そして、勤行・唱題をはじめとする日々の信心修行のため、私達の家庭に、大御本尊のお写しである御本尊を下付していただきます。
第二十六世日寛上人は、御本尊を拝し、勤行や唱題をする功徳について、
「この御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えるならば、祈りとしてかなわないことはなく、消滅することのできない罪はなく、招くこと
のできない幸せはなく、顕すことのできない理はないのである」(御書文段 一八九取意)
と仰せられ、御本尊を信受する功徳は計り知れないと御指南されています。
日蓮正宗に入信したならば、一日でも早く御本尊を自宅にお迎えできるようにしましょう。
御本尊を下付していただくまで
自宅に御本尊を御安置するに当たっては、次のように準備を進めましょう。
①寺院への相談
御本尊を自宅に安置するということは、自宅に日蓮大聖人の当体、仏様がお住まいになることを意味します。
けっして失礼があってはなりません。日々の勤行や唱題はもとより、仏壇の掃除や樒(しきみ)の水替えなども大切な修行です。
『大聖人がお住まいである』との自覚を持ち、怠(おこた)ることなくお給仕することが大切です。
まずは、紹介者を通して御住職に御本尊を自宅に安置したい旨を相談し、下付していただく日や入仏式の日を決めましょう。
②自宅を清らかに
入仏式後の自宅は、大聖人のお住まいになりますから、御安置する部屋をきれいに清掃し、整理整頓することが大切です。
注意すべき点は、神社の守り札や神札などの謗法物が自宅に残っていないか、もう一度、確認することです。
私達は御本尊を安置し、勤行・唱題することによって幸福な人生を送ることができます。しかし、不幸の根源である謗法物が
あると、正しく功徳をいただくことができません。
処分の方法は所属する寺院にお尋ねください。
③仏具を準備
御本尊を自宅に御安置するには、仏壇を購入する必要があります。御安置する場所は、家のなかで中心となる部屋を選びます。
仏壇は北を背にして、南に向けて置くのが原則ですが、間取り等の事情によってできない場合はその限りではありません。
座った時に、御本尊を目の高さよりやや上方に拝するように御安置します。
仏壇以外にも、燭台(しょくだい)、華立て、香炉、水器、鈴、鈴棒等を準備しましょう。
御本尊下付は、寺院にて執り行われます。必要種類に記入し、読経・唱題ののちに御住職より御本尊をお受けします。
御本尊は、経本もしくは袱紗(ふくさ)を開いた上にお受けしましょう。
御下付いただいた御本尊は失礼がないよう、丁重に自宅までお供しましょう。
入仏式の進め方
入仏式とは、御本尊を自宅にお迎えし、御安置する儀式です。導師は基本的に御僧侶が勤められます。御僧侶が出仕できない場合には、法華講支部役員が御住職の指示のもとで導師勤める場合があります。
寺院より帰宅後は、御本尊を包紙に入れたまま仏壇に仮安置します。燭台(ろうそく)・華立て(樒(しきみ))・香炉(線香)をあらかじめ準備しておきましょう。
御僧侶が到着されたら、指示に従い入仏式の準備を整えます。
入仏式は、御僧侶の導師のもとに唱題し、仏壇に御本尊を御安置します、その際、参加者一同でお題目を唱和します。引き続き、読経・焼香・唱題と進められ、入仏式は終了となります。
また、引っ越しや事情により、仏壇を移動する場合は、遷座(せんざ)式を執り行います。詳しくは所属寺院にお尋ねください。
入仏式とは、御本尊を自宅にお迎えし、御安置する儀式です。導師は基本的に御僧侶が勤められます。御僧侶が出仕できない場合には、法華講支部役員が御住職の指示のもとで導師勤める場合があります。
寺院より帰宅後は、御本尊を包紙に入れたまま仏壇に仮安置します。燭台(ろうそく)・華立て(樒(しきみ))・香炉(線香)をあらかじめ準備しておきましょう。
御僧侶が到着されたら、指示に従い入仏式の準備を整えます。
入仏式は、御僧侶の導師のもとに唱題し、仏壇に御本尊を御安置します、その際、参加者一同でお題目を唱和します。引き続き、読経・焼香・唱題と進められ、入仏式は終了となります。
また、引っ越しや事情により、仏壇を移動する場合は、遷座(せんざ)式を執り行います。詳しくは所属寺院にお尋ねください。
一家和楽の信心
私達は、常に自身の幸福や家族全員の幸福を祈っています。
信心の功徳に満ちあふれる家族の姿を「一家和楽」と称します。一家和楽を体現するのが、家族そろっての勤行・唱題や寺院参詣と言えます。
自宅に御本尊を安置したとしても、家族そろって信心修行に励めなくては和楽とは言えません。では、どのようにすればよいのでしょうか。
まずは自分自身が強い信心をもって模範を示すことが大切です。家族は、そこからおのずと正しい信心の在り方を学び、日々の修行を習慣として
身につけることができます。
例えば、子供がいる家庭では、子供が幼い時は親の膝の上に乗せて勤行をし、成長するに従って横に座らせるようにすることもよいでしょう。
子供が言葉を話せるようになったら一緒に勤行を行い、少しずつ勤行の仕方を覚えさせましょう。
「うちの子はまだ小さいから、もう少し大きくなってからにしよう」
などと思っていると、いつの間にか時期を逃してしまうものです。早い時期から毎日、勤行・唱題を共にしていくことによって、子供はその大切さ
と、御本尊の偉大な功徳を感じるようになるのです。
大人の場合は、一緒にゆっくりと経本の文字を追いながら勤行をすることが早く覚える近道です。
勤行・唱題だけでなく、仏壇の掃除や樒の水替え等の日々のお給仕を通して作法を学び、御本尊に対する尊崇(そんすう)の念を持ちましょう。
御法主上人猊下は、
「何よりも、この御本尊をしっかりと信じていく。朝夕(ちょうせき)の勤行を一緒にして、一緒に親子が題目を唱え、そしてお寺に通い、
少年部の活動等に参加させて、しっかりやっていくと、自然にいわゆる菩提の心、仏道を求める心、幸せを求める心、悟りを求める心が生まれてくるのです」
(功徳要文一一)
と御指南されています。家族と一緒に信心修行を実践していくことこそ「一家和楽の姿」であると心得て、一日でも早く御本尊を自宅に安置し、家族そろって信心に
励んでまいりましょう。
チェックリスト(御本尊下付・入仏式編)
□謗法物が自宅に残っていないか、もう一度、確認しましょう
□自宅・部屋を整理整頓しましょう
□仏壇・仏具をそろえましょう
□入仏式の日程等は、寺院に相談しましょう
□御本尊を御安置したら、大聖人が自宅にお住まいであることを自覚しましょう
□勤行・唱題やお給仕を欠かさず行いましょう
(2018年妙教1月号より)
私達は、常に自身の幸福や家族全員の幸福を祈っています。
信心の功徳に満ちあふれる家族の姿を「一家和楽」と称します。一家和楽を体現するのが、家族そろっての勤行・唱題や寺院参詣と言えます。
自宅に御本尊を安置したとしても、家族そろって信心修行に励めなくては和楽とは言えません。では、どのようにすればよいのでしょうか。
まずは自分自身が強い信心をもって模範を示すことが大切です。家族は、そこからおのずと正しい信心の在り方を学び、日々の修行を習慣として
身につけることができます。
例えば、子供がいる家庭では、子供が幼い時は親の膝の上に乗せて勤行をし、成長するに従って横に座らせるようにすることもよいでしょう。
子供が言葉を話せるようになったら一緒に勤行を行い、少しずつ勤行の仕方を覚えさせましょう。
「うちの子はまだ小さいから、もう少し大きくなってからにしよう」
などと思っていると、いつの間にか時期を逃してしまうものです。早い時期から毎日、勤行・唱題を共にしていくことによって、子供はその大切さ
と、御本尊の偉大な功徳を感じるようになるのです。
大人の場合は、一緒にゆっくりと経本の文字を追いながら勤行をすることが早く覚える近道です。
勤行・唱題だけでなく、仏壇の掃除や樒の水替え等の日々のお給仕を通して作法を学び、御本尊に対する尊崇(そんすう)の念を持ちましょう。
御法主上人猊下は、
「何よりも、この御本尊をしっかりと信じていく。朝夕(ちょうせき)の勤行を一緒にして、一緒に親子が題目を唱え、そしてお寺に通い、
少年部の活動等に参加させて、しっかりやっていくと、自然にいわゆる菩提の心、仏道を求める心、幸せを求める心、悟りを求める心が生まれてくるのです」
(功徳要文一一)
と御指南されています。家族と一緒に信心修行を実践していくことこそ「一家和楽の姿」であると心得て、一日でも早く御本尊を自宅に安置し、家族そろって信心に
励んでまいりましょう。
チェックリスト(御本尊下付・入仏式編)
□謗法物が自宅に残っていないか、もう一度、確認しましょう
□自宅・部屋を整理整頓しましょう
□仏壇・仏具をそろえましょう
□入仏式の日程等は、寺院に相談しましょう
□御本尊を御安置したら、大聖人が自宅にお住まいであることを自覚しましょう
□勤行・唱題やお給仕を欠かさず行いましょう
(2018年妙教1月号より)