今日の世情の擾乱(じょうらん)も、遠くその原因を尋ぬれば、邪義邪宗の謗法の害毒によるものであり、斯(か)くなる時こそ、私共は一人でも多くの人々に妙法を下種し、折伏を行じていかばならないのであります。(中略)
大聖人は『持妙法華問答抄』に、
「『三界は安きこと無し、猶(なお)火宅の如し』とは如来の教へ『所以(ゆえ)に諸法は幻の如く化(け)の如し』とは菩薩の詞(ことば)なり。寂光の都ならずば、何(いづ)くも皆苦なるべし。本覚の栖(すみか)を離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現世安穏後生善処(げんぜあんのんごしょうぜんしょ)』の妙法を持(たも)つのみこそ、只今生(こんじょう)の名聞後世(みょうもんごせ)の弄引(ろういん)なるべけれ。須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧(すす)めんのみこそ、今生人界の思出(おもいで)なるべき」(御書三〇〇㌻)
と仰せられ、妙法受持の広大無辺なる功徳について、斯く御教示されているのであります。(中略)
今こそ『立正安国論』の御意を拝信し、一意専心(いちいせんしん)、破邪顕正の折伏を実践すべく、講中全員が異体同心・一致団結して立ち上がり、折伏誓願達成・一天広布へ向けて大きく前進されますよう心から願うものであります。
宗内僧俗各位の愈々(いよいよ)の御健勝と御健闘を祈り、一言以て新年の挨拶といたします。
(妙教 新年号 新年の辞)
大聖人は『持妙法華問答抄』に、
「『三界は安きこと無し、猶(なお)火宅の如し』とは如来の教へ『所以(ゆえ)に諸法は幻の如く化(け)の如し』とは菩薩の詞(ことば)なり。寂光の都ならずば、何(いづ)くも皆苦なるべし。本覚の栖(すみか)を離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現世安穏後生善処(げんぜあんのんごしょうぜんしょ)』の妙法を持(たも)つのみこそ、只今生(こんじょう)の名聞後世(みょうもんごせ)の弄引(ろういん)なるべけれ。須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧(すす)めんのみこそ、今生人界の思出(おもいで)なるべき」(御書三〇〇㌻)
と仰せられ、妙法受持の広大無辺なる功徳について、斯く御教示されているのであります。(中略)
今こそ『立正安国論』の御意を拝信し、一意専心(いちいせんしん)、破邪顕正の折伏を実践すべく、講中全員が異体同心・一致団結して立ち上がり、折伏誓願達成・一天広布へ向けて大きく前進されますよう心から願うものであります。
宗内僧俗各位の愈々(いよいよ)の御健勝と御健闘を祈り、一言以て新年の挨拶といたします。
(妙教 新年号 新年の辞)